社会人大学院の講義の意味

講義などは正直、ペースメーカー程度です。教えてもらう、という態度では身につきません。ただ、本当に知らない分野では、講義は有用なのでしょう。

経営大学院では、議論をすることがポイントで、フレームワークなどは知っていて当たりまえという考えです。なので、講義が始まると、グループごとに議論してください、となります。あるいは、事例に対して、参加者が積極的に意見を発表するという形式です。

法学の大学院のとき、これに近いのがゼミです。唯一、教授と意見を交えることができる、つまり、一方通行にならないからです。ただ、経営大学院と比べ、教え方、講義の進め方は本当に下手です。学生のためというより、自分の興味で、場合により、教科書を出筆するために頭を整理しているだけです。

経営大学院では、学生からの評価で任期が左右されるので、学生をむしできません。

ただ、学問の違いはあると思います。ロースクールのようにケースを扱う場合はともかく、つまり、実学ならともかく、基礎学問は、本来自分で勉強するもので、指導教授の後ろ姿を見ることが、価値あることだと思うのです。