PBPで、除くクレームを使ったら?

PBPは、モノ同一説ということで、製法には依らないと解釈されています。非実際的事情など、実験ができない審査官には証明しようがなく、不明確になることはないでしょう。

そして、多くの場合、製法に依らない広いクレームがほしいというより、モノのクレームがほしいというのが実情でしょう。

そこで、今はやりの除くクレームを使えば、例えば、前記製造方法以外で得られるモノを除く、とすれば、その目的は達成されるのではとおもいます。

その製造方法で得られたモノしか記載がないから、新たな事項を導入するわけでもない。

裏を返せば、当該製造方法で得られたモノに限るというもので、このようなことを認めたらと、南條さんの論文で見た覚えがあります。