ジョブ型の仕事と資格

ジョブ型の仕事は、内容が明確に規定されており、その内容の仕事を満たせるかどうかが、採用の基準になると聞きます。その意味では、資格とか学位とかは、仕事に直結していることが求められるとおもいます。

ところが、日本では、資格をとったから何か給与が上がる、昇進するということはほとんどないとおもいます。能力など、仕事をしながら覚えるわけだし、異動や業務の内容が変わることが前提なので、特定の仕事の内容にのに特化した証明書など、意味がないと判断されてしまうのかもしれません。

加えて、資格とか学位に対する客観的な評価基準がないこともあります。

自分は弁理士試験に受かっているのですが、知識だけなら、今時の受験生の方がよほど詳しいです。ある人が、難関資格を合格する人、司法試験なり弁理士試験を合格する人の価値は、仕事をしながら、いかに、効率的に勉強をしてきたことで、事務処理能力が高いことを意味すると。

どうも、こういうことを評価できていないことが、上述の問題を引き起こしていると思います。