弁理士、という資格。

もうすぐ、弁理士短答試験ですね。一時は大量合格者により、すっかり価値が下落した感がありました。しかし、ここ数年は以前の難しさになっているようです。

だいたい、知財に対応できる人材を育成することを、弁理士の数を増やすこと、つまり、合格率をたかめることと問題をすり違えていることに、大きな間違いがあります。

合格者数の増加は質の低下を生み、結局、人の数が事件を上回り、食えない人が増え、その資格自体の魅力がなくなるという悪循環に陥るのです。

これ、ロースクールを導入した司法試験と全く同じ構図です。

最後に、もう少し試験を難しくしてもいいから、試験科目を増やしてもいいから、合格後の研修を充実させ、侵害訴訟の単独代理をできるように改正できないでしょうけ?